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保守費用を"投資"に変える|安定稼働月に開発へ充填する新しい保守モデルとは

2026年4月9日 約4分で読めます
この記事でわかること
  • 従来型保守の「払い損」問題とは
  • 充填型保守モデルの仕組みと流れ
  • 従来型と充填型の具体的な違い
  • 充填型が向いている企業の特徴

「毎月保守費を払っているのに、何もしてもらえていない」

システム保守を外部に委託している中小企業の経営者から、よく聞く声です。

月額10万円の保守契約を結んでいるのに、安定稼働が続けば何も起きない。年間120万円を払って、実際に対応してもらったのは数回だけ。「保険だから仕方ない」と割り切ってはいるものの、もったいないと感じるのは当然です。

実は、この「もったいない」を解消する方法があります(システム保守の費用相場と選び方で保守全体の考え方を解説しています)。それが充填型保守モデルです。安定稼働月に保守として確保していた工数を、新機能の開発やシステム改善に振り替える仕組みです。

そもそも従来型保守の問題点とは

従来のシステム保守は「保険」として位置づけられてきました。毎月定額を支払い、何か問題が起きたときに対応してもらう。この仕組み自体は理にかなっていますが、いくつかの構造的な問題を抱えています。

安定稼働月のコストが「ムダ」に見える

保守費用は毎月発生しますが、安定稼働が続くと「今月も何もなかった。この10万円は何に使われたのだろう?」という疑問が生まれます。経営者にとって、成果が見えないコストほどストレスなものはありません。

ちょっとした改善に別途見積もりが必要

従来型の保守契約では、「保守範囲外」の作業は別途見積もりになるケースが多く見られます(保守契約の落とし穴で詳しく解説)。ボタンの文言変更のような小さな修正でさえ、見積もり→承認→発注→対応で数週間かかることも珍しくありません。

保守と開発が分断されている

保守は保守会社、改善開発は別の開発会社という体制だと、コミュニケーションコストが膨らみます。内製と外注の判断基準を見直すことも有効です。同じシステムなのに、窓口が2つあることの非効率さは、日々の業務の中で積み重なっていきます。

充填型保守モデルとは

充填型保守モデルとは、安定稼働月に保守として確保していた工数を、新機能の開発やシステム改善に振り替える仕組みです。

従来の保守契約は「何かあったときのための保険」。充填型は「何もなければ攻めに使える開発リソース」。同じ月額費用でも、得られる価値がまったく異なります。

具体的な流れ

月の状況従来型の保守充填型の保守
障害が発生した月障害対応に工数を使う障害対応に工数を使う(同じ)
安定稼働の月何もしない(費用だけ発生)開発・改善に工数を充填

充填で対応できること

安定稼働月に充填できる開発の範囲は幅広く、以下のような改善に対応できます。

  • UI/UX改善: ボタンの配置変更、フォームの使いやすさ改善、レスポンシブ対応の調整
  • 機能追加: CSV出力、検索フィルタの追加、通知機能の実装
  • パフォーマンス改善: 遅いページの高速化、データベースクエリの最適化
  • 外部連携: API連携、外部サービスとのデータ同期

毎回の見積もり・発注は不要。「今月はこの改善をお願いします」と伝えるだけで、保守費用の範囲内で対応が進みます。

なぜ充填型が経営者に支持されるのか

費用対効果が見える

従来型では「何も起きなかった=お金を払った意味があったのか?」という疑問が残ります。充填型では「今月は管理画面にCSV出力機能を追加した」という具体的な成果が出ます。月次レポートで「保守費用がどう活用されたか」が可視化されるため、経営会議でも説明しやすくなります。

小さな改善が積み重なる

「ちょっとしたUI改善」を都度見積もりで依頼すると、見積もり〜発注〜対応で1件あたり数万円+数週間かかります。充填型なら、毎月の保守枠の中で小さな改善を継続的に積み重ねられます。1年後には、システムの使い勝手が大幅に向上しているはずです。

保守と開発の窓口が一本化される

充填型ではシステムを熟知した保守担当者がそのまま開発も行うため、打ち合わせの回数も、認識のズレも最小限で済みます。「保守は保守会社、開発は開発会社」という非効率な体制から脱却できます。

充填型保守が向いている企業

向いている企業向いていない企業
安定稼働しているシステムがある障害が頻発している(まず安定化が先)
改善したい点が常にあるシステムを現状維持でよい
毎月の保守費用をムダに感じている保守費用に不満がない
開発の別途発注が面倒大規模な新規開発がメイン

充填型保守の費用対効果をシミュレーション

月額10万円のスタンダードプランで、年間の費用対効果をシミュレーションしてみましょう。

項目従来型充填型
年間保守費用120万円120万円
障害対応(年3回想定)保守枠で対応保守枠で対応
安定月の開発成果なし年間約45時間分の開発
小規模改善の追加費用年間30〜50万円0円(保守枠で対応)
実質年間コスト150〜170万円120万円

同じ120万円の保守契約でも、充填型なら年間30〜50万円の追加開発費用が不要になります。さらに年間45時間分の開発成果も得られるため、投資対効果は大きく異なります。

FUNBREWのスタンダードプラン(月額10万円〜)では、月5時間の工数を保守または開発に柔軟に充填できます。安定稼働が続けば、年間60時間分の開発リソースが追加費用なしで使えます。「保守費がもったいない」と感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ

従来のシステム保守は「保険」でした。何か起きたときのための備え。しかし充填型保守モデルなら、安定稼働月も保守費用がムダになりません。

「毎月10万円払って、何もしてもらえていない」。その不満を感じているなら、保守契約の見直しを検討してみてください。保守費用が「コスト」から「投資」に変わるはずです。

FUNBREWの保守サービスの詳細や、無料相談はこちらからどうぞ。

よくある質問
安定稼働月とはどのような月を指しますか?
障害対応やセキュリティの緊急パッチ適用がなく、通常の監視・定期メンテナンスのみで済んだ月を指します。多くのシステムでは、適切に保守されていれば年間の大半が安定稼働月になります。
充填できる開発の範囲に制限はありますか?
保守契約に含まれる月間工数の範囲内であれば、UI改善・機能追加・パフォーマンス改善など幅広く対応可能です。大規模な新規開発は別途プロジェクトとしてご相談ください。
障害が発生した月は開発に充填できませんか?
障害対応が優先されるため、その分の工数は保守に使われます。ただし対応が短時間で済んだ場合は、残りの工数を開発に充填することも可能です。

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