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中小企業のシステム保守|内製 vs 外注、どちらがコスパが良い?判断基準を解説

2026年4月9日 約4分で読めます

中小企業のシステム保守、誰がやるべきか

システムを開発した後に必ず発生するのが保守・運用の問題です。特に中小企業の場合、「社内のエンジニアに任せるか」「外部の保守会社に委託するか」で悩むケースが多くなります。

結論から言えば、どちらが正解かは企業の状況によって異なります。しかし、判断に必要な要素を整理すれば、自社に最適な保守体制が見えてきます。この記事では、内製と外注のメリット・デメリットを比較し、具体的な判断基準を解説します(保守費用の相場も事前に把握しておきましょう)。

内製保守のメリット・デメリット

内製保守のメリット

社内にエンジニアを雇用してシステム保守を行う場合、以下のメリットがあります。

  • 即時対応が可能: 社内にいるため、障害発生時にすぐ対応できる
  • 業務知識が蓄積される: システムだけでなく業務フローも理解した人材が育つ
  • コミュニケーションコストが低い: 社内なので意思決定が速い
  • 柔軟な対応: 急な仕様変更や小さな改善にも対応しやすい

内製保守のデメリット

一方で、以下のリスクも存在します。

  • 人件費が高い: エンジニア1名の年間人件費は500〜800万円程度。保守だけでは持て余すケースも
  • 属人化リスク: 担当者が退職すると、システムの面倒を見る人がいなくなる
  • 技術の幅が限られる: 1〜2名のエンジニアでは、サーバー・ネットワーク・セキュリティ・アプリケーションすべてをカバーするのは難しい
  • 採用の難しさ: 中小企業では、優秀なエンジニアの採用・定着が難しい

外注保守のメリット・デメリット

外注保守のメリット

保守を外部に委託する場合のメリットは以下の通りです。

  • コストが予測可能: 月額固定で予算管理がしやすい
  • 幅広い技術力: チームで対応するため、サーバー・セキュリティ・アプリケーションまでカバーできる
  • 属人化しない: チームで対応するため、特定の個人に依存しない
  • 最新技術のキャッチアップ: 複数の案件を手がけることで、最新の技術動向に精通している

外注保守のデメリット

外注にもリスクがあります。

  • レスポンスに時間がかかる場合がある: 契約内容によっては、対応開始までに時間がかかることも
  • 業務理解が浅い場合がある: システムの技術面は理解していても、業務フローの理解には時間がかかる
  • コミュニケーションコスト: 要件の伝達に手間がかかることがある
  • 保守会社の品質差: 「毎月費用を払っているのに何もしてくれない」という不満が発生するケースも

コスト比較:実際にいくらかかるのか

内製の場合の年間コスト

項目年間コスト目安
エンジニア人件費(1名)500〜800万円
研修・スキルアップ費用30〜50万円
ツール・ライセンス費用20〜40万円
合計550〜890万円

外注の場合の年間コスト

プラン月額年間コスト
ライト(監視・最低限の保守)3〜5万円36〜60万円
スタンダード(監視+障害対応+改善)10〜20万円120〜240万円
プレミアム(専任チーム)30〜50万円360〜600万円

単純なコスト比較では、外注のほうが圧倒的に安くなります。ただし、内製の場合はエンジニアが保守以外の業務(社内ツール開発、業務効率化等)も担当できるため、保守だけの費用として比較するのは適切ではありません。

判断基準:自社に最適な保守体制の選び方

外注が向いているケース

  • 社内にエンジニアがいない、または1名しかいない
  • 保守対象のシステムが1〜3つ程度
  • エンジニアの採用・定着が難しい地域や業種
  • 保守にかけられる予算が限られている(保守と運用の違いを理解して予算配分を)
  • 24時間監視や緊急対応が必要

内製が向いているケース

  • 保守対象のシステムが多数(5つ以上)あり、常時対応が必要
  • システムと業務が密接に連携しており、業務知識が不可欠
  • 頻繁な機能追加・改善が必要で、保守と開発の境目が曖昧
  • 社内にすでにエンジニアチームがある

ハイブリッド型という選択肢

実は最もバランスが良いのは「ハイブリッド型」です。社内にシステム担当者を置きつつ、専門的な保守業務は外部に委託する方法です。

  • 社内担当者: 業務要件の整理、優先度判断、社内調整、簡単な設定変更
  • 外注保守会社: サーバー監視、セキュリティ対応、障害復旧、技術的な改善

この体制であれば、社内の業務知識と外部の技術力を組み合わせることができます。

コスト面だけでなく、対応品質やリスク分散の観点からも、自社の状況に合った保守体制を選ぶことが重要です。開発フェーズでの内製と外注の判断についてもあわせてご覧ください。

FUNBREWの充填型保守モデルは、外注保守の「毎月同じ金額を払うだけ」という不満を解消します。安定稼働月は保守費用を新機能開発に充填するため、「何もしてもらえていない」と感じることがありません。外注のコスト効率と、まるで社内チームのような柔軟さを両立するサービスです。

まとめ

  • 内製は即時対応・業務知識の蓄積に強いが、人件費が高く属人化リスクがある
  • 外注はコスト予測・幅広い技術力に強いが、業務理解に時間がかかる場合がある
  • 保守対象が1〜3システム程度なら外注、5つ以上で常時対応が必要なら内製が向いている
  • 最もバランスが良いのは、社内担当者+外注保守のハイブリッド型

FUNBREWの保守サービスは、外注のコスト効率と社内チームのような柔軟さを両立しています。お問い合わせからご相談ください。

よくある質問
内製と外注、どちらがコスパが良いですか?
保守対象が1〜3システム程度であれば、外注のほうがコスパが良いケースがほとんどです。エンジニア1名の人件費(年500〜800万円)に対し、外注は年120〜240万円程度で幅広い技術力をカバーできます。
外注保守で「何もしてもらえない」を防ぐにはどうすればよいですか?
月次レポートの提出を義務付けること、SLA(サービスレベル契約)で対応範囲と品質を明確にすること、そして定期的なミーティングで状況を共有する体制を作ることが重要です。
保守を外注から内製に切り替えるタイミングは?
外注保守費が月額30万円以上になった場合、または保守対象システムが5つ以上に増えた場合は、内製化を検討する価値があります。ただし、エンジニアの採用・育成コストも考慮して判断してください。

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