見積もり前の要件定義や現地調査、プロトタイプは、FUNBREWでは無償でやることが多いです。調査を有償にすると「調べた結果お受けできない、でも調査費は請求する」形になりかねないからです。ただし、無償でどこまでやるかはご相談の温度で決めていて、軽く聞きたいだけの段階では概算だけをお出しすることが多いです。
システム開発の見積もりを頼むとき、その前の要件定義や現地調査、プロトタイプはどこまで無料でやってもらえるのか。頼む側からすると、気になるけれど聞きにくいところだと思います。
この記事では、FUNBREWが実際にどこまでを無償でやっていて、どこで止めているのか、そしてなぜそうしているのかを、開発会社の側から書きます。見積もりや要件定義のあとに発注をやめるときでは、契約前に動くモックまで作って持ち出しになった話を書きましたが、この記事はその手前、「見積もりの前にどこまでやるか」の話です。
見積もり前の要件定義・現地調査・プロトタイプは、無償でやることが多い
結論から書くと、FUNBREWでは、見積もりを出す前の要件定義、現地調査、プロトタイプの作成まで含めて、無償でやることが多いです。「ここから先は有償です」という線を、見積もり前の作業に引いていません。
「ちょっと今のシステムを見てほしい」は、調査という仕事
ただ、これは「見積もり前の作業には価値がない」という意味ではありません。たとえば「ちょっと今のシステムを見てほしい」というご相談は、開発会社にとっては調査です。今あるものの中身を確認し、何が起きているかを把握して、どう直せるかを考える。本来であれば専門家の費用が発生するところです。
見積もりを何パターンも依頼する前にでも書いたとおり、見積もりを作ること自体に調査の手間がかかります。その手前の要件定義や現地調査は、なおさらです。
それでも有償にしていない理由
それでも有償にしていないのは、調査を有償にすると起こり得ることを避けたいからです。
調査を有償で引き受けて、調べた結果「この内容と予算では、弊社ではお受けできません。ただし、調査費はいただきます」となることは、実際に起こり得ます。特に予算が少ない場合ほど、調べてみたら予算に収まらないと分かる可能性が高く、この形になりやすい。相談した側からすると、頼みたかった開発は始まらないのに、調査費だけ払うことになります。
FUNBREWとしては、そういう形にはしたくない。だから、見積もり前の調査は無償にしています。予算が合わないときにどうしているかは、開発会社が相談を断るのはどんなときかに書いています。
無償でどこまでやるかは、ご相談の温度で決めている
見積もり前の作業を無償にしている以上、すべてのご相談に同じだけの時間をかけることはできません。FUNBREWが線を引いているのは、作業の種類や量ではなく、ご相談の温度です。お客様側の温度が高いと感じ取れないと、開発会社としてもご支援はしづらいというのが実情です。
温度が高いお客様は、具体的な話ができる
温度が高いと感じるお客様には共通点があって、具体的な話ができることが多いです。今どんな業務で何に困っているのか、誰がどう使うのか、いつまでに必要なのか。そういう話が打ち合わせの中で出てくると、こちらも要件定義や現地調査に踏み込む判断ができます。システム開発の相談メールには何を書けばいいかで書いた「開発会社が最初に見ていること」も、結局はここに繋がります。
「とにかく見積もりをくれ」は、まず確認から入る
逆に、「とにかく見積もりをくれ」「これと全く同じものでいいから」といった形で、打ち合わせを避けたり、細かい話ができないお客様もいます。こうしたご相談は、経験上、あとから「思っていたものと違う」というトラブルになることが多く、予算や納期の話もルーズなことがあります。
なので、こういうときは要件定義やプロトタイプに進む前に、まずその辺りを確認することが多いです。何のためのシステムなのか、予算の目安はあるのか、いつまでに必要なのか。ここが固まらないまま無償で作業を進めても、お互いのためにならないからです。
軽く聞きたいだけのときは、概算だけをお出しする
「軽く聞きたい」「ちょっと見てみたい」という段階のご相談には、プロトタイプを作らないこともあります。この段階で多いのは、概算だけをお出しする対応です。
背景がはっきりしていれば、概算でも精度は上がる
概算は、詳しく調べる前の幅を持った金額です。ただ、背景がはっきりしているお客様であれば、概算の段階でも精度高めでお出しできることがあります。どんな業務で、誰が使って、何が困っているのかが分かっていれば、調べる前でも見当がつく部分が増えるからです。
つまり、軽く聞きたいだけのつもりでも、背景を一緒に伝えていただけると、返ってくる概算の精度が変わります。システム開発の見積もりはどう作られているかで書いたとおり、見積もりは実工数の積み上げなので、材料が多いほど確からしい数字になります。
温度が上がってきたら、そこから先を無償で進める
概算を見て「この規模なら進めたい」となり、具体的な話ができる状態になれば、そこから要件定義や現地調査、必要ならプロトタイプへ、無償で進めます。最初から全部やるのではなく、ご相談の温度に合わせて段階を踏んでいる、という形です。
まとめ
FUNBREWでは、見積もり前の要件定義・現地調査・プロトタイプまで無償でやることが多いです。調査を有償にすると「お受けできないのに調査費だけ請求する」形になりかねず、それを避けたいからです。その代わり、無償でどこまでやるかはご相談の温度で決めていて、具体的な話ができるお客様には踏み込み、打ち合わせを避けて見積もりだけを急ぐご相談にはまず確認から入り、軽く聞きたいだけの段階では概算だけをお出しします。背景を伝えていただけるほど、概算の精度もその先の判断も早くなります。
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まだ決めていない段階でもご相談ください
軽く聞きたい段階なら概算でお返しします。何に困っていて、いつごろ、どのくらいの予算感かを添えていただけると、概算の精度も次に進む判断も早くなります。