記事一覧に戻る
開発

WordPress vs ノーコードツール徹底比較|中小企業のホームページにはどちらが最適?

2026年3月22日 約6分で読めます

この記事のポイント

  • WordPress:SEO・拡張性に強く、長期運用に向いている
  • ノーコード:低コスト・短期間で公開でき、技術知識不要
  • 中小企業の7割はWordPressが適しているが、スタートアップや個人事業主にはノーコードも有力
  • 7つの比較軸(コスト・デザイン・SEO・拡張性・セキュリティ・運用性・移行性)で判断する

「WordPressとノーコード、どちらで作ればいい?」

中小企業のホームページ制作を検討する際、最初の大きな選択肢がWordPressとノーコードツールです。どちらを選ぶかによって、費用・制作期間・運用のしやすさ・将来の拡張性が大きく変わります。

「よくわからないのでどちらでも」という判断は、後々のコストや制約につながります。このガイドでは7つの比較軸で徹底的に解説します。費用の詳細についてはホームページ制作の費用相場ガイド、制作会社選びについてはホームページ制作会社の選び方も合わせてご確認ください。

WordPressとノーコードツールの基本概要

WordPressとは

世界中のWebサイトの約43%で使われているオープンソースのCMSです。1万以上のテーマと6万以上のプラグインが存在し、ブログから企業サイト、ECサイトまで幅広く対応できます。

  • 種類:WordPress.org(自己ホスティング型)が一般的
  • 費用:ソフトウェア自体は無料。ドメイン・サーバー・テーマ・プラグイン代が別途必要
  • 主な用途:企業サイト、メディア、ECサイト、ポートフォリオ

主なノーコードツール

ツール月額費用特徴向いているケース
Wix1,700〜4,500円直感的な操作、豊富なテンプレート小規模ビジネス・個人
STUDIO0〜6,000円デザイン自由度が高い、日本語サポートデザイン重視・スタートアップ
Squarespace1,600〜4,800円洗練されたデザイン、写真サイトに強いクリエイター・小売
Shopify3,000〜30,000円EC特化、決済機能が豊富ECサイト専用

7つの比較軸で徹底比較

比較1: コスト

項目WordPressノーコード
初期費用3〜50万円(制作費)0〜10万円(セットアップ費)
月額ランニング1,000〜5,000円(サーバー)1,700〜6,000円(プラン料金)
デザインテーマ0〜30,000円(買い切り)プランに含まれる
5年間の総コスト目安15〜80万円10〜50万円

初期コストはノーコードが有利ですが、長期的に見ると差は縮まります。ただし、WordPress は制作時に外注費が必要になる場合が多いため、初期投資は高くなりがちです。

比較2: デザインの自由度

WordPress:テーマとカスタマイズCSSにより高い自由度。ただし技術知識が必要。フルカスタムデザインも可能(費用は上がる)。

ノーコード:STUDIOは比較的自由度が高いが、Wixは「テンプレートの組み合わせ」が基本。CSSの直接操作は制限される場合が多い。

判定:デザインの自由度はWordPressが優位。ただしSTUDIOはかなり近い水準。

比較3: SEO対応力

SEO要素WordPressノーコード(Wix/STUDIO)
メタタグ設定完全対応(Yoast SEO等)対応(制限あり)
構造化データプラグインで完全対応限定的
ページ速度最適化次第(中〜高)サービス依存(中程度)
サイトマップ自動生成対応自動生成対応
カノニカル設定完全対応対応(一部制限)
301リダイレクト完全対応対応(制限あり)

判定:SEOはWordPressが明確に優位。長期的なSEO戦略を重視するなら、WordPressを選ぶべきです。

比較4: 拡張性・機能追加

WordPress:6万以上のプラグインにより、ほぼあらゆる機能を追加可能。会員サイト、ECサイト、予約システム、マルチサイトなど。

ノーコード:プラットフォームが提供する機能の範囲内に限定される。予約システムや会員機能は外部サービス連携が必要で、連携できない機能もある。

判定:拡張性はWordPressが圧倒的に優位。事業成長に合わせて機能を追加していく企業にはWordPressが向いている。

比較5: セキュリティ

WordPress:最も標的にされやすいCMSでもある。プラグインの更新管理、バックアップ、ファイアウォール設定など、能動的なセキュリティ対策が必要。適切に管理すれば安全性は高い。

ノーコード:セキュリティはプラットフォーム側が管理。利用者はセキュリティを意識する必要が少ない。

判定:手間の少なさではノーコードが優位。ただしWordPressも適切な管理で同等の安全性を確保できる。

比較6: 運用のしやすさ

WordPress:管理画面は直感的だが、プラグイン更新・バックアップ・PHP・サーバー管理など技術的知識が必要な場面がある。制作会社に保守を委託するのが一般的。

ノーコード:技術知識なしで日常的な更新が可能。プラットフォームがインフラを管理するため、手間が少ない。

判定:日常運用の手軽さではノーコードが優位。

比較7: 移行のしやすさ

WordPress:データはすべて自社保有。他のサービスへの移行、またはWordPressの別サーバーへの移転が比較的容易。

ノーコード:プラットフォームに依存したデータ形式のため、移行は困難。WordPressへのエクスポート機能を持つサービスもあるが、完全な移行は難しい。

判定:移行のしやすさはWordPressが優位。将来の方向性が不明な場合はWordPressの方がリスクが低い。

💬
「ノーコードで始めてWordPressに移行する」という話をよく聞きますが、実際の移行コストは想像以上にかかります。テキストは移行できても、デザインは一から作り直しになるケースが多いです。長期的に事業を成長させる計画があるなら、最初からWordPressを選んだ方がトータルコストは安くなることが多いです。

目的別おすすめ判断フロー

以下の基準で選択してください。

WordPressを選ぶべきケース

  • SEO対策を重視し、検索流入を増やしたい
  • 3年以上の長期運用を考えている
  • ブログ・コンテンツマーケティングを積極的に行う予定がある
  • 将来的にECや会員機能を追加する可能性がある
  • 企業サイトとして取引先・採用候補者に信頼性を示したい
  • デザインをブランドに合わせて細かくカスタマイズしたい

ノーコードを選ぶべきケース

  • まず「とにかく早く公開したい」(1〜2週間で公開可能)
  • 月額費用を抑えつつシンプルなサイトで十分
  • 社内に技術担当者がおらず、自分で更新したい
  • スタートアップのMVP(最小限のサイト)として使う
  • 期間限定のキャンペーンサイトを作りたい

迷ったらWordPressを選ぶ理由

どちらにするか迷っているなら、WordPressをおすすめします。ノーコードからWordPressへの移行は大きなコストがかかりますが、WordPressで始めてから一部をノーコードツールに移す(例:LP専用にSTUDIOを使う)ことは比較的容易です。方向性が固まっていない段階では、選択肢が広いWordPressを選ぶ方がリスクが低いです。

FUNBREWの対応ツール

FUNBREWでは、WordPressによる企業サイト制作とSTUDIOを使ったLP制作の両方に対応しています。「自社にはどちらが合っているか」の判断も含めてご相談いただけます。補助金活用についてはホームページ制作に使える補助金・助成金まとめもご参照ください。お気軽にお問い合わせください。

よくある質問
WordPressとWixはどちらがSEOに強いですか?
WordPressの方が強いです。Yoast SEOなどのプラグインにより、構造化データ・カノニカル・リダイレクト・サイトマップを細かく設定できます。WixもSEO機能は改善されてきていますが、技術的SEOの細かい設定はWordPressには及びません。
STUDIOはWordPressより優れている点はありますか?
デザインの自由度と操作の直感性では、STUDIOはWordPressと同等かそれ以上です。特にLPやデザイン性の高いサイトを短期間で作る用途では、STUDIOの方が適しているケースもあります。ただし機能拡張性・SEO・移行のしやすさではWordPressが優位です。
WordPressのセキュリティは本当に心配ですか?
適切に管理すれば心配ありません。プラグインのこまめな更新、強固なパスワードの設定、セキュリティプラグイン(Wordfence等)の導入、定期バックアップで十分なセキュリティを確保できます。
ノーコードで作ったサイトをWordPressに移行できますか?
テキストコンテンツは移行できますが、デザインの完全再現は難しいです。事実上、新規制作に近いコストがかかることが多く、移行の際は「リニューアル」として予算を見積もることをおすすめします。
制作会社に頼む場合、WordPressかノーコードかを自分で指定すべきですか?
ある程度の指定は有効ですが、最終的には制作会社の得意分野と提案を聞いた上で決めることをおすすめします。「SEOを重視したい」「自分で更新したい」など目的を伝えれば、適切なツールを提案してくれます。

この記事をシェア

WordPressかノーコードか、一緒に判断しましょう

FUNBREWでは御社の目的・予算・運用体制をヒアリングした上で、最適なツールをご提案します。

最新情報をお届けします

IT活用のヒントやお役立ち情報を定期的にお届けします。

相談のハードル、下げました

まずは気軽にご相談ください

「まだ具体的に決まっていない」「とりあえず話を聞きたい」でも大丈夫。プロトタイプを見ながら、一緒にアイデアを形にしていきましょう。

相談無料 オンライン対応 1週間でプロトタイプ