2026年版 ホームページ制作に使える主要補助金
- IT導入補助金:最大450万円(補助率1/2〜3/4)
- 小規模事業者持続化補助金:最大200万円(補助率2/3)
- 事業再構築補助金:最大1,500万円(補助率1/2〜2/3)※条件あり
- ものづくり補助金:最大1,250万円(補助率1/2〜2/3)※条件あり
申請には事前の計画作成と、指定の手順での発注が必要です。「先に制作会社に発注してから申請」では補助金を受けられません。
ホームページ制作に補助金が使えるって本当?
「補助金を使ってホームページを作れると聞いたけど、本当に使えるの?」という疑問は多くの中小企業から寄せられます。答えは「条件を満たせば使える」です。
ただし、補助金の申請には正しい手順があり、「先に制作会社と契約した後で申請する」という順番では補助金を受けられません。申請・採択・交付決定を受けた後に発注・制作・支払いという順序が必須です。
このガイドでは、ホームページ制作に活用できる主要な補助金・助成金の概要から申請手順まで解説します。費用相場についてはホームページ制作の費用相場ガイドも合わせてご覧ください。
絶対に守るべき順序
補助金申請の原則として「交付決定前の発注・契約・支払いは補助対象外」です。「先に契約して後で補助金を申請する」は不可です。必ず「申請 → 採択 → 交付決定 → 発注・制作 → 支払い → 実績報告」の順序を守ってください。
補助金一覧:ホームページ制作に活用できる主要制度
| 補助金名 | 補助上限額 | 補助率 | 対象事業者 | 公募状況 |
|---|---|---|---|---|
| IT導入補助金(通常枠) | 150万円 | 1/2 | 中小企業・小規模事業者 | 複数回公募 |
| IT導入補助金(インボイス枠) | 350万円 | 3/4 | インボイス対応が必要な事業者 | 複数回公募 |
| 小規模事業者持続化補助金 | 200万円 | 2/3 | 小規模事業者 | 年4〜5回 |
| 事業再構築補助金 | 1,500万円 | 1/2〜2/3 | 売上減少など条件あり | 不定期 |
| ものづくり補助金 | 1,250万円 | 1/2〜2/3 | 製造業等、設備投資が主体 | 複数回公募 |
IT導入補助金
中小企業のデジタル化を支援する制度で、ホームページ制作に最もよく使われる補助金です。「IT導入支援事業者」として登録された制作会社経由で申請します。
概要
- 対象:中小企業・小規模事業者(製造業、小売業、サービス業など幅広い業種)
- 補助率・上限:通常枠は補助率1/2・上限150万円。インボイス枠は補助率3/4・上限350万円
- 対象経費:ソフトウェア費、クラウド利用料、導入関連費(設定・研修等)
ホームページ制作との関係
制作費そのものが対象になるかどうかは、制作会社がIT導入支援事業者として登録されているかどうかによります。また、CMSライセンス費用・クラウドサービス費用が対象となる場合があります。制作会社に「IT導入補助金に対応しているか」を確認してください。
IT導入補助金の申請スケジュール(目安)
- 公募開始(通常年3〜4回)
- IT導入支援事業者・ITツールの選定
- 事業計画作成・申請書類準備(1〜2週間)
- 申請(gBizIDプライムが必要)
- 採択・交付決定(申請から4〜8週間)
- ツール導入・代金支払い
- 実績報告・補助金交付
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者の販路開拓・業務効率化を支援する補助金です。ホームページ制作費も「広報費」として対象になります。
概要
- 対象:商業・サービス業:従業員5人以下、製造業等:従業員20人以下の小規模事業者
- 補助率・上限:補助率2/3・上限50万円(通常枠)。特定条件で最大200万円
- 対象経費:広報費(ホームページ制作費含む)、展示会出展費、設備費など
ホームページ制作との関係
「広報費」として、ホームページ制作費・更新費・コンテンツ制作費が対象になります。経営計画書の作成が必要で、商工会議所・商工会の支援を受けながら申請します。
申請に必要な書類(小規模事業者持続化補助金)
- 経営計画書(自社の現状と今後の取り組みを記載)
- 補助事業計画書(何にいくら使うか)
- 直近の確定申告書または決算書
- 商工会議所・商工会の事業支援計画書(支援機関に依頼)
- 宣誓・同意書
事業再構築補助金
新分野展開・業態転換・事業再編などを行う中小企業を支援する補助金です。補助額が大きい分、条件も厳しいです。
概要
- 対象:売上減少要件を満たす中小企業・中堅企業
- 補助率・上限:補助率1/2〜2/3・上限は規模によって異なる(最大1,500万円〜)
- ホームページとの関係:ECサイト構築や新規事業のためのWebシステム開発が対象になる場合がある。単純なホームページリニューアルは対象外になることが多い
ものづくり補助金
製造業・サービス業等が設備投資・ITを活用して生産性向上を図る取り組みを支援します。
- 対象:中小企業・小規模事業者(製造業等が中心)
- 補助率・上限:補助率1/2(小規模・デジタル枠は2/3)・上限1,250万円
- ホームページとの関係:生産性向上に直結するシステム(受発注システム、顧客管理等)の一部としてWebサイトが対象になる場合がある
補助金申請の流れ(共通手順)
STEP 1: 公募情報の確認
各補助金の公式サイトで最新の公募要領を確認します。補助対象・上限額・申請期間は毎回変わるため、最新情報を必ず確認してください。
- IT導入補助金:IT導入補助金公式サイト
- 小規模事業者持続化補助金:日本商工会議所・全国商工会連合会の各公式サイト
- 事業再構築補助金:中小企業庁公式サイト
STEP 2: 対象要件の確認
自社が補助金の対象要件を満たすかを確認します。業種・従業員規模・財務状況などの要件があります。
STEP 3: 制作会社・支援事業者の選定
IT導入補助金では「IT導入支援事業者」に登録されている制作会社を選ぶ必要があります。補助金の利用を前提に、複数社から相見積もりを取りましょう。費用感の目安はホームページ制作の費用相場ガイドを参照してください。
STEP 4: 申請書類の作成
事業計画書・補助事業計画書・見積書などを準備します。商工会議所や認定支援機関のサポートを活用することをおすすめします。申請書類の品質が採択率に大きく影響します。
STEP 5: 電子申請
gBizIDプライム(法人の場合)を取得した上で、各補助金の電子申請システムから申請します。gBizIDの取得に2〜3週間かかるため、公募期間内に間に合うよう早めに取得してください。
STEP 6: 採択・交付決定を待つ
申請から採択まで1〜2ヶ月かかることが多いです。採択の通知後、交付決定通知が届いてから初めて発注・契約・支払いができます。
STEP 7: 制作・支払い・実績報告
補助事業期間内に制作・支払いを完了し、実績報告書を提出します。実績報告後に補助金が交付されます(後払い方式)。つまり、一度は全額を自己資金で立て替える必要があります。
補助金申請でよくある失敗
失敗1: 採択前に発注してしまう
最も多い失敗です。「採択されるだろう」と思って先に発注・支払いを行ってしまうと、補助金が受けられません。必ず交付決定通知を受けてから発注してください。
失敗2: 対象外の経費を含める
補助金ごとに対象経費と対象外経費が細かく定められています。「補助金で全額賄えると思っていた費用が対象外だった」というケースが多いです。事前に公募要領で対象経費を確認してください。
失敗3: 実績報告の期限に間に合わない
補助事業完了後の実績報告には期限があります。期限を超えると補助金が交付されません。制作スケジュールと報告期限を事前に制作会社と共有してください。
FUNBREWと補助金活用
FUNBREWでは、補助金を活用したホームページ制作のご相談も承っています。IT導入補助金への対応状況や補助金申請のサポートについては、お気軽にお問い合わせください。制作会社の選び方についてはホームページ制作会社の選び方もご参照ください。
ホームページ制作の全体像・技術選定・費用・成功のポイントは「ホームページ制作完全ガイド2026」で網羅的に解説しています。
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