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システム開発

ワイヤーフレームの作り方|システム開発で要件を可視化する方法

2026年3月8日 約6分で読めます
この記事でわかること
  • ワイヤーフレームの役割と作るタイミング
  • ワイヤーフレームの3つの精度レベル
  • 基本的な作り方とテンプレート
  • よくある失敗パターンと対策
  • おすすめツールと使い分け

ワイヤーフレームとは

ワイヤーフレームは、Webサイトやアプリの「設計図」です。色やデザインの装飾を一切排除し、画面の構成要素(テキスト、画像、ボタン、フォーム等)の配置と構造だけを示します。

なぜワイヤーフレームが必要か

メリット 詳細
認識合わせ 発注者と開発者の「完成イメージ」を早期に一致させる
手戻り防止 デザイン・開発前に構成を確定し、手戻りコストを削減
コスト削減 ワイヤーフレーム段階の修正は、開発後の修正の1/10以下
議論の焦点 色やデザインではなく「何を、どこに配置するか」に集中

作るタイミング

要件定義の後、UIデザインの前。つまり「何を作るか」が決まった段階で、「どう見せるか」を考えるためにワイヤーフレームを作ります。

ワイヤーフレームの3つの精度レベル

レベル 精度 ツール 用途 制作時間(1画面)
Lo-Fi(低精度) ラフスケッチ 紙とペン アイデア出し、初期検討 5〜10分
Mid-Fi(中精度) レイアウト確定 Figma, Whimsical 要件確認、開発者への指示 30分〜1時間
Hi-Fi(高精度) ほぼ最終形 Figma クライアント確認、デザイン前の最終確認 1〜3時間

Lo-Fi(ラフスケッチ)

紙とペンで描くレベル。四角い枠と簡単な文字だけで画面構成を表現。5分で1画面描けるため、アイデア出しの段階で最適。

Mid-Fi(中精度)

Figma等のツールで作成。実際のテキスト量に近いダミーテキスト、画像プレースホルダー、ボタンのサイズ感を表現。開発者への指示書として使用。

Hi-Fi(高精度)

実際のテキスト、アイコン、正確なサイズ・余白で作成。デザインカンプの一歩手前。色・フォント以外はほぼ最終形。

💬
ワイヤーフレームの精度で最もコスパが良いのは「Mid-Fi」です。Lo-Fiだと開発者に意図が伝わりにくく、Hi-Fiだとデザインとの境界が曖昧になります。Mid-Fiで画面構成を確定し、デザインは別工程でデザイナーに任せるのが最も効率的です。

基本的な作り方

Step 1: サイトマップの作成

全画面の一覧と遷移関係を整理。トップページを起点に、どのページからどのページに遷移するかをツリー構造で表現。

Step 2: 画面ごとの要素洗い出し

各画面に必要な要素をリストアップ:

  • ヘッダー(ロゴ、ナビゲーション)
  • メインコンテンツ(テキスト、画像、動画等)
  • サイドバー(関連リンク、バナー等)
  • CTA(ボタン、フォーム)
  • フッター(会社情報、リンク)

Step 3: レイアウトの作成

要素を画面上に配置。以下のルールに従う:

  • F型パターン: ユーザーの視線は左上→右→左下に流れる
  • 重要な要素は上部に: ファーストビュー(スクロールなしで見える範囲)に重要情報
  • 余白を恐れない: 詰め込みすぎは可読性を低下させる
  • グリッドシステム: 12カラムグリッドで整列

Step 4: インタラクションの注記

ワイヤーフレームだけでは伝わらないインタラクション(クリック時の動作、バリデーション等)を注記で補足。

おすすめツール

ツール 費用 特徴 向いているレベル
紙とペン 0円 最速、アイデア出し Lo-Fi
Whimsical 無料〜$10/月 シンプル、フローチャートも作れる Lo-Fi〜Mid-Fi
Figma 無料〜 最も多機能、プロトタイプも Mid-Fi〜Hi-Fi
Balsamiq $9/月〜 ワイヤーフレーム専用、手描き風 Lo-Fi〜Mid-Fi
Miro 無料〜 ホワイトボード型、チーム作業 Lo-Fi

よくある失敗パターン

失敗①: デザインに踏み込みすぎる

ワイヤーフレームの段階で色やフォントにこだわると、デザイナーの裁量を奪い、後工程で混乱します。ワイヤーフレームは必ずグレースケールで作成してください。

失敗②: テキストをすべてダミーにする

「ああああ」「テキストが入ります」では、実際のコンテンツ量が分かりません。できる限り実際に近いテキスト量で作成してください。

失敗③: モバイルを無視する

PC版だけ作って「モバイルはレスポンシブで」と丸投げするパターン。スマホの画面サイズでレイアウトが成立するか、ワイヤーフレーム段階で確認してください。

失敗④: 1人で作って見せない

ワイヤーフレームは関係者全員(発注者、デザイナー、エンジニア)でレビューするためのものです。作ったらすぐに共有し、フィードバックをもらってください。

💬
ワイヤーフレームを作る最大の目的は「関係者の認識を揃える」ことです。完璧なワイヤーフレームを作ることではありません。30分でMid-Fiレベルのワイヤーフレームを作り、すぐに関係者に見せてフィードバックをもらう。この「作る→見せる→修正する」のサイクルを速く回すことが、良いプロダクトを作る最短ルートです。

まとめ

  • ワイヤーフレームは「設計図」。デザイン前に画面構成を確定するためのもの
  • Mid-Fi精度が最もコスパ良好(Lo-Fiは不十分、Hi-Fiは過剰)
  • グレースケールで作成し、色やフォントは触らない
  • 作ったらすぐに関係者に共有し、フィードバックをもらう
  • FigmaかWhimsical(無料)で十分作成可能

ワイヤーフレーム作成・UI設計のご相談は、お問い合わせからお気軽にどうぞ。

よくある質問
ワイヤーフレームの作り方について相談できますか?
はい、お気軽にご相談いただけます。FUNBREWでは、見積もり前にプロトタイプを作成し、完成イメージを確認しながら進める開発スタイルを提供しています。まずはお問い合わせフォームからご連絡ください。
開発期間はどのくらいかかりますか?
プロジェクトの規模によりますが、小規模で1〜3ヶ月、中規模で3〜6ヶ月、大規模で6ヶ月以上が目安です。まずはヒアリングで要件を整理し、具体的なスケジュールをご提案します。
開発後の保守・運用もお願いできますか?
はい、開発後の保守・運用サポートも提供しています。障害対応、機能追加、セキュリティアップデートなど、システムの安定稼働に必要なサポートを継続的に行います。

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お気軽にご相談ください。無料でアドバイスいたします。

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