記事一覧に戻る
システム開発

ホームページ制作の費用相場と選び方|中小企業のWeb制作ガイド【2026年版】

2026年3月8日 約8分で読めます
この記事でわかること
  • 中小企業に必要なWebサイトの種類と目的
  • 制作方法の選択肢(自作・テンプレート・制作会社)と費用比較
  • 制作費用の相場(10万〜300万円)と内訳
  • 制作の流れと必要な準備物
  • 制作会社の選び方・見積もり比較のコツ
  • 公開後の運用・SEO対策の基本

中小企業に必要なWebサイトとは

「ホームページがない会社は、名刺がない営業マン」と言われる時代です。BtoB取引では、発注先の選定時に70%以上の担当者がWebサイトを確認するというデータもあります。特に中小企業にとって、Webサイトは「信頼性の証明」と「24時間働く営業マン」の両方の役割を担います。

サイトの種類と目的

サイト種類 目的 ページ数 費用目安
コーポレートサイト 会社の信頼性向上 5〜10P 30〜150万円
サービスサイト サービス紹介・集客 10〜30P 50〜300万円
ECサイト オンライン販売 商品数依存 50〜500万円
採用サイト 求職者向けの情報発信 5〜15P 30〜150万円
LP(ランディングページ) 特定サービスのCV獲得 1P 10〜80万円
オウンドメディア SEOによる集客 記事数依存 50〜200万円

中小企業が最初に作るべきは「コーポレートサイト」です。会社の信頼性を担保する最低限の情報を揃えた上で、必要に応じてサービスサイトやオウンドメディアを追加していくのが王道パターンです。

コーポレートサイトの必須ページ

ページ 内容 重要度
トップページ 会社の第一印象、主要情報への導線 ★★★
事業・サービス紹介 何をしている会社かを明確に ★★★
会社概要 社名、所在地、代表者、設立年等 ★★★
お問い合わせ フォーム、電話番号、メール ★★★
実績・事例 過去の仕事、お客様の声 ★★☆
採用情報 募集職種、社風、福利厚生 ★★☆
ブログ/お知らせ 最新情報、SEO記事 ★★☆
プライバシーポリシー 個人情報の取扱い方針 ★★★(法的に必須)

費用の内訳と相場

「ホームページ制作 ○○万円」という見積もりの中身を理解しておくと、制作会社の見積もりを正しく比較できます。

費用の構成要素

費用項目 内容 全体に占める割合
ディレクション費 ヒアリング、企画、進行管理 15〜20%
デザイン費 TOPページ、下層ページのビジュアル制作 25〜35%
コーディング費 HTML/CSS/JSの実装、レスポンシブ対応 20〜30%
CMS構築費 WordPress等の設定、カスタマイズ 10〜20%
テスト・修正費 ブラウザテスト、修正対応 5〜10%

規模別の費用相場

規模 ページ数 費用相場 含まれるもの
テンプレートカスタマイズ 5〜10P 10〜50万円 既存テーマの色・ロゴ変更、基本ページ作成
オリジナルデザイン(小規模) 5〜10P 50〜100万円 オリジナルデザイン、WordPress構築、基本SEO
オリジナルデザイン(中規模) 10〜30P 100〜200万円 複数下層ページ、ブログ機能、問い合わせフォーム
フルカスタム 30P以上 200〜500万円 独自機能開発、DB連携、会員機能等

見えにくい費用に注意:

  • ドメイン費: 年間1,000〜5,000円(.co.jpは年間約5,000円)
  • サーバー費: 月額500〜3,000円(エックスサーバー、さくら等)
  • SSL証明書: 無料(Let's Encrypt)〜年間3万円
  • 写真撮影: プロカメラマンに依頼する場合5〜15万円
  • ライティング: テキスト原稿を制作会社に依頼すると1ページ3〜5万円追加

制作方法の選択肢

3つの制作方法比較

比較項目 自作(ノーコード) テンプレート+カスタマイズ 制作会社に依頼
費用 月額0〜3,000円 10〜50万円 50〜300万円
制作期間 1〜2週間 2〜4週間 1〜4ヶ月
デザイン自由度 低(テンプレート内) 高(フルオーダー)
更新の容易さ △〜○
SEO対応
おすすめ 個人事業〜5名 5〜30名 30名以上

自作ツール(ノーコード)

ツール 月額 特徴 おすすめ用途
STUDIO 無料〜2,480円 日本製、デザイン自由度高い デザインにこだわりたい人
Wix 無料〜2,659円 テンプレート数最多、AI作成 とにかく早く作りたい人
ペライチ 無料〜3,940円 LP特化、日本語サポート LP・1ページサイト
Jimdo 無料〜1,590円 シンプル、初心者向け IT苦手な人の最初の一歩
WordPress.com 無料〜 拡張性高い(やや中級者向け) 将来的にブログ・SEOを強化したい人

ノーコードツールの注意点: 無料プランはベンダーのロゴが表示されたり、独自ドメインが使えなかったりします。ビジネス用途なら月額1,000〜3,000円の有料プランが必須です。また、ツールのサービスが終了するとサイトごと消えるリスクがあるため、テキストと画像のバックアップは定期的に取っておきましょう。

💬
「Webサイトは見た目がきれいであればいい」と思いがちですが、最も重要なのは「お問い合わせに繋がる導線設計」です。どのページからでも2クリック以内にお問い合わせページに到達できる設計にしてください。特にスマートフォンでは、画面下部に電話ボタンを常時表示するだけで、問い合わせ率が20〜30%向上します。

制作の流れと準備物

制作会社に依頼する場合の流れ

フェーズ 期間 内容 発注者の関わり
①ヒアリング 1〜2週間 目的、ターゲット、参考サイトの確認 打ち合わせ参加
②企画・設計 2〜3週間 サイトマップ、ワイヤーフレーム作成 構成の承認
③デザイン 2〜4週間 TOPページ→下層ページのビジュアルデザイン デザインの承認(修正2〜3回)
④コーディング・CMS構築 3〜6週間 HTML/CSS実装、WordPress等の構築 原稿・写真の提出
⑤テスト・修正 1〜2週間 ブラウザ・スマホテスト、修正対応 最終確認
⑥公開・引き渡し 1週間 サーバー設定、ドメイン設定、操作説明 操作研修の受講

制作が遅延する最大の原因は「発注者側の素材提出遅れ」です。特にテキスト原稿と写真素材は、制作開始前に8割以上を準備しておくと、スケジュール通りに進みます。

事前に準備すべきもの

準備物 詳細 自社で用意?
テキスト原稿 会社概要、サービス説明等 ○(自社が最も詳しい)
写真素材 オフィス、スタッフ、製品の写真 ○(プロ撮影推奨)
ロゴデータ AI/EPS/SVG形式
参考サイト 「こんな感じにしたい」サイト3〜5つ
ドメイン example.co.jp等 △(制作会社が代行可)
サーバー ホスティング環境 △(制作会社が代行可)

公開後の運用とSEO

Webサイトは「作って終わり」ではなく、公開後の運用が成果を左右します。

公開後にやるべきこと

時期 タスク 重要度
公開直後 Google Search Consoleに登録、サイトマップ送信 ★★★
公開直後 Google Analytics(GA4)の設置 ★★★
公開直後 Googleビジネスプロフィールに登録(ローカルSEO) ★★★
毎月 ブログ・お知らせの更新(月2〜4回) ★★☆
毎月 アクセス解析の確認(流入元・人気ページ) ★★☆
四半期 WordPress・プラグインのアップデート ★★★
年1回 コンテンツの見直し(古い情報の更新) ★★☆

保守・運用費用の相場

プラン 月額 内容
最低限の保守 5,000〜1万円 サーバー管理、セキュリティアップデート
標準的な保守 1〜3万円 上記 + 月数回のテキスト・画像修正
手厚い保守 3〜10万円 上記 + アクセス解析レポート、改善提案

自社で更新できる体制を整えることが最もコスパが良い方法です。WordPressの基本操作(記事投稿、画像差し替え)は2〜3時間の研修で習得できます。制作会社に依頼する際は「公開後に自社で更新できるCMS構築」を必ず要件に含めてください。

制作会社の選び方

チェックリスト

チェック項目 確認方法
同業種・同規模の制作実績 ポートフォリオを確認
見積もりの内訳が明確 工程ごとの費用が記載されているか
CMS(WordPress等)の更新方法を教えてくれるか 公開後の更新を自社でできるか
保守・運用のサポート 月額費用と対応範囲
レスポンシブ対応(スマホ) 追加費用なしで対応するか
SEO基本対策 title/meta/構造化データ等の基本施策を含むか
制作後の著作権 著作権が発注者に帰属するか

見積もり比較のコツ

必ず3社以上から見積もりを取ってください。同じ要件でも制作会社によって50〜300万円と大きく差が出ることがあります。比較のポイントは以下の3つです。

  • 工程ごとの内訳があるか: 「制作一式 ○○万円」だけの見積もりは比較できない。デザイン・コーディング・CMS構築の内訳を要求
  • 修正回数の上限: 「デザイン修正2回まで」「テキスト修正は別途」など、追加費用の発生条件を確認
  • 公開後の費用: 保守費用、サーバー費用、ドメイン更新費用など、ランニングコストも含めて比較

注意すべき制作会社

  • 「月額0円で作ります」: リース契約で総額300万円以上になるケースあり
  • 「必ずSEO1位にします」: Google順位の保証は不可能
  • 見積もりが不明瞭: 「制作一式 ○○万円」だけで内訳がない
  • 保守が強制: 月額3〜5万円の保守契約が解約できない
💬
制作会社を選ぶ際に最も注意すべきは「リース契約」です。「初期費用0円でWebサイトを作ります」と謳いながら、5年リース契約で総額300〜500万円になるケースが後を絶ちません。月額5万円 × 60ヶ月 = 300万円。50万円で普通に作った方がはるかに安い。「初期費用0円」には必ず裏があると思ってください。

あわせて読みたい

このテーマの関連記事

「Web制作」をさらに深掘りする記事をまとめました。

まとめ

中小企業のホームページ制作は、会社の規模と目的に合った方法を選ぶことが最も重要です。従業員5名以下ならSTUDIOやWixで自作(月額数千円)、30名以上の企業なら制作会社に依頼(50〜200万円)が目安です。

制作費だけでなく、公開後のランニングコスト(サーバー月額500〜3,000円、保守月額5,000〜3万円)も事前に予算化してください。また、制作会社は必ず3社以上で見積もりを比較し、「初期費用0円のリース契約」には絶対に手を出さないこと。

何よりも大事なのは「お問い合わせに繋がる導線設計」です。どんなに美しいデザインでも、問い合わせフォームに辿り着けなければビジネスに貢献しません。2クリック以内にお問い合わせページに到達できる設計を心がけてください。

FUNBREWでは、プロトタイプで完成イメージを確認しながら進めるWeb制作を行っています。「どんなサイトが必要か分からない」という段階からご相談いただけますので、お気軽にお問い合わせください。

よくある質問
ホームページ制作の費用相場と選び方の費用はどのくらいですか?
規模や機能によりますが、10万〜300万円程度が目安です。詳細な費用は要件によって大きく変わるため、具体的な見積もりについてはお問い合わせください。
費用を抑えるコツはありますか?
優先度の高い機能から段階的に開発する方法が効果的です。MVP(最小限の機能を持つ製品)を最初にリリースし、ユーザーの反応を見ながら機能を追加していくことで、無駄な開発コストを削減できます。
見積もりの比較で注意すべき点は?
金額だけでなく、含まれる作業範囲(要件定義・テスト・保守など)を確認することが重要です。安い見積もりには必要な工程が含まれていない場合があります。複数社から見積もりを取る際は、同じ前提条件で比較しましょう。

ホームページ制作のご相談

お気軽にご相談ください。無料でアドバイスいたします。

この記事をシェア

ホームページ制作のことならFUNBREWへ

要件整理から開発まで一貫して対応します。

最新情報をお届けします

IT活用のヒントやお役立ち情報を定期的にお届けします。

相談のハードル、下げました

まずは気軽にご相談ください

「まだ具体的に決まっていない」「とりあえず話を聞きたい」でも大丈夫。プロトタイプを見ながら、一緒にアイデアを形にしていきましょう。

相談無料 オンライン対応 1週間でプロトタイプ