- 中小企業におすすめのMAツール10選の費用・機能比較
- 自社に合ったMAツールの選定基準5つ
- 従業員規模別のおすすめツール
- MAツール導入の費用目安と期間
マーケティングオートメーション(MA)ツールの導入を検討しているものの、「どのツールが自社に合うのかわからない」とお悩みの中小企業担当者は多いのではないでしょうか。本記事では、2026年時点で中小企業におすすめのMAツール10選を、月額費用・主要機能・導入事例の観点から徹底比較します。
MAツールの導入メリットや判断基準については、中小企業向けMA導入ガイドで詳しく解説していますので、「そもそもMAを導入すべきか」を検討中の方はあわせてご覧ください。
MAツール比較表:月額費用・主要機能一覧
まず、今回紹介する10ツールの概要を比較表で確認しましょう。
※ 費用は2026年3月時点の公開情報に基づく目安です。プランや契約条件により変動するため、詳細は各公式サイトをご確認ください。
| ツール名 | 月額費用(税抜目安) | 初期費用 | おすすめ企業規模 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| HubSpot | 無料〜月額96,000円 | なし | 10〜500名 | CRM無料。UIが直感的で導入ハードルが低い |
| Account Engagement(旧Pardot) | 月額150,000円〜 | なし | 50〜1,000名 | Salesforce連携に強み。BtoB向け |
| Marketo Engage | 月額200,000円〜 | 別途見積 | 100名〜 | 大規模施策に対応。拡張性が高い |
| SATORI | 月額148,000円〜 | 300,000円 | 30〜500名 | 匿名リード追跡が可能。国産ツール |
| BowNow | 無料〜月額36,000円 | なし | 1〜100名 | 無料プランあり。小規模企業に最適 |
| List Finder | 月額39,800円〜 | 100,000円 | 30〜300名 | BtoB特化。操作がシンプルで導入しやすい |
| Kairos3 | 月額15,000円〜 | 10,000円 | 10〜200名 | SFA一体型。営業とマーケの連携がスムーズ |
| b→dash | 月額300,000円〜 | 別途見積 | 100〜1,000名 | CDP内蔵。データ統合に強み |
| SHANON MARKETING PLATFORM | 月額100,000円〜 | 別途見積 | 50〜500名 | イベント・セミナー管理に強い国産ツール |
| Zoho CRM Plus | 月額6,840円/ユーザー | なし | 10〜300名 | コスパ抜群。CRM+MA+SFAのオールインワン |
中小企業がMAツールを選ぶ5つの基準
ツール選定で失敗しないために、以下の5つの観点で比較することをおすすめします。
1. 月額費用と総コスト
ライセンス費用だけでなく、初期導入費用・トレーニング費用・カスタマイズ費用を含めた総コストで比較しましょう。無料プランがあるHubSpotやBowNowは、スモールスタートに適しています。
2. 自社の業種・商材との相性
BtoB商材ならAccount EngagementやList Finder、BtoC商材ならb→dashやHubSpotなど、ターゲット業種に強いツールを選ぶことで活用の幅が広がります。
3. 既存ツールとの連携
すでにSalesforceを使っているならAccount Engagement、Google Workspaceが中心ならHubSpot、というように既存の業務ツールとの連携性は重要な判断材料です。
4. 運用に必要な人員とスキル
高機能なMarketo Engageやb→dashは専任担当者が必要です。一方、BowNowやKairos3はマーケティング兼任の担当者1名でも運用可能な設計です。自社のリソースに合ったツールを選びましょう。
5. サポート体制と日本語対応
国産ツール(SATORI、BowNow、List Finder、Kairos3、SHANON)は日本語サポートが充実しています。海外ツールも日本法人があるものは手厚いサポートを受けられますが、ドキュメントの日本語化状況は確認しておきましょう。
各ツールの詳細解説
HubSpot ― 無料CRMから始められるオールインワン
世界で最も利用されているMAツールの一つ。無料のCRMを核に、マーケティング・セールス・カスタマーサービスを統合できます。中小企業にとっての最大の魅力は、無料プランから始めて段階的に機能を拡張できる点です。メール配信、フォーム作成、ランディングページ作成など基本機能が無料で使えます。
Account Engagement(旧Pardot) ― Salesforce連携のBtoB定番
Salesforce社が提供するBtoB向けMAツール。Salesforce CRMとのネイティブ連携が最大の強みで、営業とマーケティングのデータをシームレスに共有できます。リードスコアリングやグレーディング機能が充実しており、商談化率の向上に貢献します。
Marketo Engage ― エンタープライズ級の拡張性
Adobe社が提供する高機能MAツール。大規模なリードナーチャリングや複雑なキャンペーン管理に対応できます。従業員100名以上で本格的なMA運用を目指す企業に適していますが、導入・運用コストは高めです。
SATORI ― 匿名リードにもアプローチできる国産MA
SATORI株式会社が提供する国産MAツール。実名化していない匿名リード(Webサイト訪問者)にもアプローチできるユニークな機能が特徴。フォーム送信前の訪問者行動を可視化し、ポップアップやプッシュ通知でコンバージョンを促進します。日本語サポートが充実しており、国内企業の導入事例が豊富です。
BowNow ― 無料から始められる国産MA
Mtame株式会社が提供する国産MAツール。完全無料のフリープランがあり、中小企業のMA入門に最適です。「使いきれない高機能」より「必要十分な機能をシンプルに」というコンセプトで、マーケティング専任担当者がいない企業でも運用できます。
List Finder ― BtoB企業の新規開拓を支援
株式会社Innovation & Co.が提供するBtoB特化の国産MAツール。企業データベースと連携した企業アクセス解析が強みで、Webサイトに訪問した企業名を特定できます。操作画面がシンプルで、MA初心者でも使いやすい設計です。
Kairos3 ― SFA一体型で営業連携がスムーズ
カイロスマーケティング株式会社が提供するMA+SFA一体型ツール。月額15,000円からと中小企業に優しい価格設定でありながら、メール配信・フォーム作成・スコアリング・SFAまでカバーしています。営業とマーケティングの情報共有がツール内で完結します。
b→dash ― データ統合に強いオールインワンツール
株式会社データXが提供するデータマーケティングプラットフォーム。CDP(顧客データ基盤)を内蔵しており、社内に散在するデータを統合して施策に活用できます。費用は高めですが、データ活用に本格的に取り組みたい中堅企業に適しています。
SHANON MARKETING PLATFORM ― イベント・セミナー管理に強い
株式会社シャノンが提供する国産MAツール。イベント・セミナー・展示会の管理機能が他社より充実しています。オフラインイベントを多数開催する企業にとって、参加者管理からフォローアップまでを一元化できる点が大きなメリットです。
Zoho CRM Plus ― コスパ最強のオールインワン
Zoho社が提供するCRM+MA+SFAのオールインワンスイート。1ユーザーあたり月額6,840円と圧倒的なコストパフォーマンスが魅力です。MA機能(Zoho Marketing Automation)に加え、CRM・SFA・ヘルプデスク・SNS管理など8つのツールが統合されています。
従業員規模別おすすめMAツール
従業員10〜50名の企業
まずはコストを抑えてMA運用を始めたいフェーズです。BowNow(無料プラン)、HubSpot(無料CRM+Starter)、Kairos3がおすすめ。専任担当者を置かなくても運用できるシンプルさが重要です。
従業員50〜150名の企業
マーケティング担当者が1〜2名いる段階。List Finder、SATORI、Zoho CRM Plusのように、中程度の機能と適正な価格帯のツールが適しています。
従業員150〜300名の企業
マーケティングチームが組成され、本格運用を目指すフェーズ。HubSpot Professional、Account Engagement、SHANONなど、高度なセグメンテーションやスコアリング機能を持つツールを検討しましょう。
MA導入を成功させるために
ツール選定は重要ですが、MAは導入しただけでは成果が出ません。コンテンツの設計、スコアリングルールの策定、営業部門との連携体制など、運用面の準備が成功のカギを握ります。
FUNBREWでは、MAツールの選定相談からシステム連携開発、運用支援まで一貫してサポートしています。「自社に合うMAツールがわからない」「導入したが活用できていない」といったお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
また、FUNBREWのシステム開発サービスでは、MAツールと既存の業務システムとの連携開発にも対応しています。AI支援サービスと組み合わせることで、リードスコアリングの精度向上や予測分析の導入も可能です。
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