この記事でわかること
- ChatGPTの業務活用で押さえるべき基本テクニック
- コピペで使えるプロンプトテンプレート20選
- メール・議事録・企画書・分析の実践例
- プロンプトの品質を上げるコツ
- ChatGPT活用時のセキュリティ注意点
プロンプトエンジニアリングの基本
なぜプロンプトが重要なのか
ChatGPTの出力品質は、入力(プロンプト)の品質に直結します。同じChatGPTでも、プロンプト次第で「使えない回答」にも「プロが書いたような回答」にもなります。
良いプロンプトの5つの要素
- 役割の指定 — 「あなたは〇〇の専門家です」
- 具体的な指示 — 何を、どんな形式で、どれくらいの量で
- 文脈の提供 — 背景情報、対象読者、目的
- 制約条件 — 文字数、トーン、禁止事項
- 出力形式 — 箇条書き、表、JSON等
中小企業のAI活用全体については、AI活用完全ガイドをご覧ください。
メール作成テンプレート(5選)
①ビジネスメールの返信
以下のメールに対する返信を作成してください。
【受信メール】
{メール本文をペースト}
【返信の方向性】
- {承諾/辞退/検討中 等}
- トーンは丁寧だが簡潔に
- 300文字以内
②お断りメール
あなたはビジネスマナーに長けた営業担当です。
以下の条件でお断りメールを作成してください。
- 相手: {会社名・担当者名}
- 断る内容: {提案/見積もり/打ち合わせ等}
- 理由: {予算/スケジュール/方針変更等}
- トーン: 丁寧で角が立たない表現
- 今後の関係は維持したい
③営業フォローメール
以下の状況で営業フォローメールを作成してください。
- 相手: {業種}の{役職}
- 前回の接点: {展示会/紹介/問い合わせ} ({日付})
- 提案したい内容: {サービス概要}
- CTA: {打ち合わせ/資料送付/デモ}
- 200文字以内で簡潔に
④クレーム対応メール
あなたはカスタマーサポートのベテランです。
以下のクレームに対する初期対応メールを作成してください。
【クレーム内容】
{クレーム本文}
- まず謝罪と共感を示す
- 対応方針を明確に伝える
- 次のアクションと期限を提示
- 誠実で温かみのあるトーン
⑤社内連絡メール
以下の内容で社内連絡メールを作成してください。
- 件名: {変更点/お知らせ/依頼の内容}
- 対象: {全社員/特定部署}
- 伝えたいこと: {箇条書きで3点}
- アクション: {期限つきの依頼事項}
- 簡潔に、要点のみ
メール作成でChatGPTを使う最大のコツは「完璧を求めない」こと。ChatGPTに80%の下書きを作ってもらい、自分で20%を修正する。ゼロから書くより圧倒的に速いです。特にお断りメールやクレーム対応など「書きにくいメール」で威力を発揮します。
議事録・要約テンプレート(3選)
⑥会議の議事録作成
以下の会議のメモから、議事録を作成してください。
【会議メモ】
{箇条書きのメモをペースト}
出力形式:
- 日時・参加者
- 議題
- 決定事項(箇条書き)
- アクションアイテム(担当者・期限つき)
- 次回の予定
⑦長文の要約
以下の文章を{3行/200文字/箇条書き5点}で要約してください。
重要なポイントを優先し、数字やデータは必ず含めてください。
{長文をペースト}
⑧週次報告書の作成
以下の情報から週次報告書を作成してください。
【今週やったこと】
{箇条書き}
【来週の予定】
{箇条書き}
【課題・相談事項】
{箇条書き}
形式: 上司に提出する簡潔なビジネス文書
企画・分析テンプレート(5選)
⑨新規事業のアイデア出し
あなたは{業界}に詳しい経営コンサルタントです。
以下の条件で新規事業のアイデアを5つ提案してください。
- 会社の強み: {技術/ノウハウ/顧客基盤}
- ターゲット: {顧客層}
- 予算規模: {金額}
- トレンド: AI・DX・サステナビリティを考慮
各アイデアについて以下を記載:
1. 概要(2行)
2. ターゲット顧客
3. 収益モデル
4. 初期投資の目安
5. リスクと対策
⑩競合分析
以下の情報をもとに競合分析レポートを作成してください。
自社: {自社の概要、強み}
競合A: {URL or 概要}
競合B: {URL or 概要}
分析項目:
- サービス内容の比較
- 価格帯の比較
- ターゲット顧客の違い
- 自社の差別化ポイント
- 改善すべき点
⑪SWOT分析
以下の会社情報からSWOT分析を行ってください。
【会社概要】
{業種、規模、主要サービス}
【市場環境】
{業界のトレンド、課題}
表形式で出力し、各項目に3〜5点を記載してください。
最後に、SWOT分析から導かれる戦略を3つ提案してください。
⑫顧客アンケートの分析
以下のアンケート結果を分析してください。
{アンケートデータをペースト}
以下の観点で分析:
1. 全体の傾向(ポジティブ/ネガティブの比率)
2. よく出てくるキーワード・テーマ
3. 改善すべき優先事項トップ3
4. 次にとるべきアクション
⑬プレゼン資料の構成作成
以下のテーマでプレゼン資料の構成を作成してください。
- テーマ: {プレゼンのテーマ}
- 対象: {聞き手の属性・役職}
- 目的: {説得/報告/提案}
- 時間: {分数}
スライドごとに:
- タイトル
- キーメッセージ(1行)
- 含めるべきデータ・図
ChatGPTで企画書や分析を作るときは「一発で完成させよう」とせず、対話的に進めるのがコツです。まず構成案を出させて→修正→本文を書かせて→修正、と何往復かするうちにクオリティが上がります。ChatGPTは「壁打ち相手」として最強です。
その他の実務テンプレート(7選)
⑭求人票の作成
以下の条件で求人票を作成してください。
- 職種: {職種名}
- 雇用形態: {正社員/契約/業務委託}
- 必須スキル: {箇条書き}
- 歓迎スキル: {箇条書き}
- 給与レンジ: {金額}
- 会社の魅力: {3点}
応募したくなるような魅力的な文章で。
⑮マニュアル・手順書の作成
以下の業務の手順書を作成してください。
業務名: {業務名}
対象者: {新人/全社員/特定部署}
{業務の概要を箇条書きで説明}
以下の形式で:
1. 目的
2. 必要なもの
3. 手順(ステップバイステップ)
4. 注意点
5. よくある質問
⑯契約書のレビュー
以下の契約書のリスクポイントを指摘してください。
※法的助言ではなく、チェックポイントの洗い出しが目的です。
{契約書の該当箇所をペースト}
確認項目:
- 不利な条件はないか
- 曖昧な表現はないか
- 一般的な契約と比べて異例な条項はないか
- 追加すべき条項はないか
⑰翻訳・多言語対応
以下の日本語を{英語/中国語/韓国語}に翻訳してください。
{原文}
注意:
- ビジネス文書にふさわしいフォーマルな表現で
- 専門用語は{業界}の慣例に従う
- 文化的なニュアンスも考慮
⑱SNS投稿の作成
以下の内容で{Twitter/Instagram/LinkedIn}の投稿を5パターン作成してください。
- 伝えたいこと: {内容}
- ターゲット: {属性}
- トーン: {カジュアル/フォーマル/親しみやすい}
- ハッシュタグ: 3〜5個提案
- CTA: {リンクへの誘導/エンゲージメント促進}
⑲トラブルシューティング
あなたは{分野}のベテランエンジニアです。
以下の問題の原因と解決方法を教えてください。
【問題】
{症状を具体的に記述}
【環境】
{OS、ソフトウェア、バージョン等}
【試したこと】
{既に試した対処法}
考えられる原因を可能性の高い順に3つ挙げ、それぞれの解決手順を示してください。
⑳会議のファシリテーション準備
以下の会議のファシリテーション計画を作成してください。
- 会議の目的: {決定事項/ブレスト/進捗確認}
- 参加者: {人数、役職}
- 時間: {分数}
- 事前に共有すべき資料: 提案してください
タイムテーブル、各パートの進行方法、想定される議論ポイントを含めてください。
プロンプトの品質を上げる上級テクニック
Chain of Thought(思考の連鎖)
「ステップバイステップで考えてください」と指示すると、複雑な問題でも精度が上がります。
Few-shot Learning(例示学習)
良い例を2〜3個示してから「同じ形式で作って」と依頼すると、出力の品質と一貫性が向上します。
ペルソナの詳細化
「マーケティング担当」よりも「BtoB SaaS企業で5年の経験があるマーケティングマネージャー。データドリブンな意思決定を重視」の方が良い回答が得られます。
セキュリティ上の注意点
- 個人情報を入力しない — 顧客名、住所、電話番号等
- 機密情報に注意 — 未公開の財務データ、戦略情報
- Enterprise版の検討 — 機密データを扱う場合はChatGPT Enterprise or Azure OpenAI
- 社内ガイドラインの策定 — 「何を入力してよいか」のルールを明文化
セキュリティ対策の詳細は、サイバーセキュリティガイドもご覧ください。
まとめ
- ChatGPTの業務活用は「プロンプトの質」で成果が決まる
- まずはメール作成・議事録・要約から始めるのがおすすめ
- テンプレートをカスタマイズして自社の「プロンプト集」を作ろう
- 機密情報の取り扱いには十分注意
- 「80%をChatGPTに、20%を人間が仕上げる」のが最も効率的
AI活用のご相談は、お問い合わせからお気軽にどうぞ。
よくある質問
ChatGPT業務活用術について相談できますか?
はい、お気軽にご相談いただけます。FUNBREWでは、見積もり前にプロトタイプを作成し、完成イメージを確認しながら進める開発スタイルを提供しています。まずはお問い合わせフォームからご連絡ください。
開発期間はどのくらいかかりますか?
プロジェクトの規模によりますが、小規模で1〜3ヶ月、中規模で3〜6ヶ月、大規模で6ヶ月以上が目安です。まずはヒアリングで要件を整理し、具体的なスケジュールをご提案します。
開発後の保守・運用もお願いできますか?
はい、開発後の保守・運用サポートも提供しています。障害対応、機能追加、セキュリティアップデートなど、システムの安定稼働に必要なサポートを継続的に行います。
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