Laravel Tinkerを使ったハンズオン

ファンブリューの金井です。
社内勉強会として用意した、Laravel Tinkerの使い方を公開しています。
初学者向けにできるだけシンプルな内容にしています。
tinkerを一通り学ぶための資料としてご自由にお使いください。
Tinkerとは
対話型でプログラムを実行できる便利なツールです。
Laravelのモデルの調査や、ちょっとした文法のチェックなどに使えます。
Tinkerを起動する
php artisan tinker
tinkerでモデル操作をしてみる
モデルを全件取得する
おそらく、Userモデルが入っていると思いますので、モデルの全取得をやってみましょう。
User::get() // or User::all()
IDを指定して取得する
これで全部のモデルが表示できますが、調査には少し不便です。
次にIDを指定して取得します。
User::find(1)
これでIDが1の単一データの取得ができました。
最近登録したデータを取得する
しかしIDが1かどうかわからない、ということもあります。
例えば、最近登録されたデータが見たい時には以下のコードを試してみましょう。
User::latest()->get()
これで最近登録されたデータが上から表示されるようになりました。
一件だけを取得したい
さらに、最新の一件だけを取りたい場合は次のようにします。
User::latest()->first()
クエリの便利な書き方は、ベストプラクティスが参考になります。
tinkerでcarbonの動作を確認する
Laravelでは標準でcarbonと呼ばれる日付操作のライブラリが入っています。
入っているとはいえ、どのように動作するのか確認するために、Laravelを動かすのは手間です。
Tinkerを使って挙動を確認してみましょう。
現在の日時を取得する
now()
本日の日付を取得する
today()
1時間後の時間を取得する
now()->addHour()
carbonには様々な関数が用意されているので、気になったものを試してみてください。
tinkerで文字列操作を確認する
Laravelには様々なヘルパー関数が登録されています。
先ほどのcarbonもその一つです。
その中でもStrを使った文字列操作は覚えておくと大変便利ですので、気になったらtinkerで挙動を確認してみましょう。
ランダムな文字列を生成する
Str::random(32)
大文字で返す
Str::upper('apple')
無数にあるので、全て覚える必要は全くありませんが、定期的に見ておくと実装の時に思い出せるでしょう。
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