ファンブリューの金井です。
フリーランスになると、正社員時代とは違った働き方が求められます。
それは自分で経理や営業をしないといけないとか、そういった仕事の範囲が広くなることもそうですが、何よりもお客様から成果を出すことが求められます。
今回はフリーのエンジニアさんに大事なアウトプットについて、意識しておきたいことを書いてみます。
現場常駐では常に自分を見直すことが大事
単価と稼働時間に甘えない
ITエンジニアのフリーランスは良くも悪くも、月の合計稼働時間とそれに対する単価に合意して仕事を行います。
お客様から求められている最低限の要求としては、契約の時間分をしっかり稼働しているかどうかです。
逆に言うと、その時間分、きっちりと稼働さえしていれば報酬が支払われます。
とはいえ、能力があるエンジニアだと手を抜くことができてしまいます。
特に大きなプロジェクトだと、どのエンジニアがどれぐらいのアウトプットを出せているのか、細かいところまで把握できてないことも多いです。
それはそれで、うまくやっているといえますが、現場の人間やお客様にどのように見られているかは常に意識しておきましょう。
お客様の役に立っているか
今やっている作業がお客様の利益になっているか
開発エンジニアであれば、様々な現場に行って、まずは環境構築というのをやるかと思います。
しかし、この環境構築は開発を始める前の準備でしかなく、何の成果も生み出していません。
とはいえ、環境構築をすっ飛ばして開発ができるわけではないので、なるだけ早く終わらせることが求められます。
準備は必要とはいえ、依頼する側としては「少しでも早く戦力になってほしい」という気持ちがあります。
この感覚は一人のエンジニアとして働いていると意識しづらいですが、依頼者の立場になればよくわかります。
フリーのエンジニアでもSEやPMという立場であれば、このコスト感について同意できることでしょう。
エンジニアの性を抑える
IT業界でプログラミングなんかをやっている人たちは少なからず、技術のことが好きです。
負けず嫌いであったり、何かを追求するのが好きだったり、こだわりを持って仕事をしている人が多いでしょう。
しかし、フリーのエンジニアで仕事をするのであれば、その気持ちをグッと抑えないといけない時があります。
例えば、優先度の高いタスクがあるのに、タスクとは関係のないエラーに時間をかけて調査するのは間違っているかもしれません。
気になってしまうのは仕方なくて、直したくなる気持ちもわかるのですが、そこを抑えないとお客様の要求に応えることができません。
仕事をしっかりやっているのに、成果として認められないということにもなりかねません。
取り組むタスクの順番が間違っていないか、常に意識をしておきましょう。
フリーのエンジニアには適応力が大事
全ての技術に精通するのは不可能
エンジニアであれば、一度は本屋さんにある技術書のコーナーの本すべてを理解したいと思ったことはありませんか。
もしかしたらないかもしれませんが、新しい技術を学ぶにあたって、コスパが良い技術はどれかと吟味した経験はありませんか。
新たに学習するとき、無意識で一番役に立ちそうな技術を選ぶのは、全ての技術を学ぶのは土台無理だと理解しているからです。
スキルがマッチしなくてもエンジニアを入れる理由
話は変わりますが、現場で完全にスキルがマッチしなくてもエンジニアを採用する理由はそこにあります。
無数にある技術とエンジニアのスキルの中で、完璧に合う人ばかり探していたらプロジェクトは進みません。
そのような事情を考えたとき、依頼側はエンジニアが素早く適応することを期待しているのは疑いようがありません。
新たな現場で新たな技術を使うときは、どうやっても学習が不可欠であることは避けて通れないことを覚えておきましょう。
結果と同じぐらい過程も大事
稼働しているとアピールしよう
リモートワークが一般的になり、例え東京の仕事であっても、日本全国で働けるようになりました。
ITの現場は特に、このテレワークが進んでいるのは言うまでもありません。
コストにシビアな現場であれば、貸与したPCに稼働状況がチェックできるような仕組みを導入していることもあります。
一方、エンジニアのことを信頼して、SlackなどのチャットツールやZoomでのミーティングで報告を済ませているところもあるでしょう。
後者の場合、成果が出てないエンジニアは稼働してないように見えることに注意が必要です。
少し厳しい話ですが、本人がどれだけ努力して、例え難易度の高いタスクに取り組んでいたとしても、その過程が見えてこないとサボっていると判断されることもあり得ます。
とはいえ、稼働していることには間違いありません。
もし能力が不足しているなら努力していることをアピールしなければなりません。
具体的には、わからないことをチャットで聞いたり、Gitを使うプロジェクトは多いですから、Gitを使って作業の証拠を残すといいでしょう。
その時に注意してほしいのが、試行錯誤をした過程を消さないことです。
依頼者が求めるのは成果です。
しかし、成果だけでは足りないからこそ、過程を見てもらう必要があります。
結果だけで見ると仕事ができてないということになりかねません。
テレワークで稼働時間に裁量がある現場は、そのように見られている可能性があることを覚えておいてください。
経験が少ないエンジニアは努力を
最後になりますが、経験が少ないエンジニアはやはり努力が必要になります。
若くして、もしくは経験少なくしてフリーになった限りは、学習したことがないは通用しないことが多いでしょう。
基本的に即戦力が求められるITの現場では、どうしようもないことではあります。
ただし、例え現場退場になったとしても、めげずに経験を積んでいけば必ず道は開けるでしょう。
成果に不安がある人は、先に書いたように過程も大事にしてみてください。
拙い文章ではありますが、お読みいただきありがとうございました。
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